【世界一周2022】(スイス編)飛行機乗り継ぎでスーツケース紛失? TGVの1等車は超快適!
前回はスペイン編でしたが、『世界一周特典航空券の旅』の続きとなります。
今回は、スイス・バーゼルへのフライトと新規開業マリオットホテル宿泊の様子、TGVを利用したチューリッヒへの陸路による移動、そして、チューリッヒのマリオット系ホテルでの宿泊の様子から、チューリッヒ空港から次の国への出発までの様子をまとめてみました。
ブログの内容にあわせて、YouTube動画の作成も行っておりますので、そのリンク先を以下に記載しておきます。
こちらの動画も一緒に見ていただけますと、より旅の臨場感が伝わるのではないかと思いますので、是非ご覧ください。
このブログならびに動画の情報が、これから海外旅行を計画されている皆さんのお役に立てるとうれしいです。
前回までの振り返り
前回は、スペイン・バルセロナとビルバオ、そしてエルシエゴでの滞在におけるマリオットホテルの様子についてまとめました。
スペインでは、以下4つのマリオット系ホテル
①Wバロセロナ
②ルネッサンス・バルセロナ・フィラ
③ホテル マルケス・デ・リスカル、ラグジュアリーコレクション、エルシエゴ
④エルシーリャ・デ・ビルバオ、オートグラフコレクション
における滞在を中心にお届けしました。
特に①③はこの度でもっとも泊まってみたいと思っていたホテルでしたので、とても素晴らしい経験をすることができました。
以下は、これらに関する記事です。
スイスでの滞在(1日目)
こんばんちゃ、しげちゃです。
今回はスイス編となり、この旅も佳境に入ってきました。
スペイン以降のホテルはどこもネット環境が私の求めるものに届かず、クラウド環境に動画データをアップすることに時間がかかり苦労しています。
特に、カナダ編でのデータロストのトラブルがあってからというもの、動画データ管理により慎重になっていたということもあります。
スイスでは、2つの街で3つのマリオット系ホテルに滞在しましたので、それぞれのホテルについてご紹介したいと思います。
スペインからスイスへ
前回の続きとして、修行僧のごとく、ヨーロッパでの3つのフライトを乗り継いで移動したところから始めたいと思います。
この3本のフライトにおいては、実は1本目のLCCの運行が一番気になっていました。
キャンセルや遅れが発生したら、この日の移動がすべてパァになってしまいます。
LCCとレガシーフライトは日を分けた方が良かったかなと、後から少し後悔していたのですが、時すでに遅しということで、リスクを承知で望みました。
1本目のLCCは、ビルバオからバルセロナまで飛びます。
行きの便もそうでしたが、きちんと定刻通りの飛行で、機内も思ったほど狭くもなく、なかなか快適なフライトでした。
飲み物がフリーで提供されないことを除けば、レガシー航空会社と何ら変わらなかったですね。
航空運賃を考えると、正直言ってVueling航空はお勧めだと思いましたね。
2本目はルフトハンザのビジネスクラスで、バルセロナから再びフランクフルトまで飛びます。
この便は今回の特典航空券のプランとしてANAさんから発券したものとなります。
そして、次の3本目も同じくルフトハンザのビジネスクラスとなっていて、フランクフルトを経由し目的地のバーゼルに向かいます。
実は、この2本目と3本目の乗り継ぎ時間は元々1時間となっていました。
巨大なフランクフルト空港で、1時間しか乗り換え時間がないなんて大丈夫かなぁ?と少し不安がよぎりましたが、ルフトハンザ航空同士のリレーであれば問題なしと判断していました。
ところがこの日、1本目は順調だったんですけれども、ここで2本目の出発に遅延が発生しました。
30分遅れでの出発ということで、当然到着も遅れることになります。
実際には40分ほど遅れて到着し、慌てて3本目の出発ゲートに向かいますが、幸いそのゲートまでは20メートルほどしか離れておらず、搭乗時間的にはギリギリセーフでした。
ここで、スースケースも私と同じようにバタバタ走りながら移動しているよね・・・ と、私の脳裏に少しだけ不安がよぎりました。
でもまぁ、バルセロナのチェックインカウンターでも、「荷物はバーゼルまできちんと届けます」と言ってたし、機内アナウンスでも乗継便のゲート変更説明の中で私のバーゼル行きの便についても説明され、認識もされているようだったので、すっかり安心をしていました。
できることなら、この乗り継ぎのタイミングでもルフトハンザのラウンジでビール1杯ぐらい飲めると良かったんですけどね・・・
なんて考える余裕もありました。
そして、3本目の搭乗がまもなく始まり、沖止めの機体にバスで向かうようです。
ここで、再び不安がよぎります。
バルセロナから一緒に来た私のスーツケースはいったいどうやって、沖止めの機体に継承されるのだろうと・・・
私のスーツケースは?
悪夢が現実のものとなったのは、バーゼル空港に到着してから。
待てど暮らせど私のスーツケースはターンテーブル上に現れません。
案内掲示版を見ると、既に”Bagages dans”となっていますし、プライオリティタグが付いているので真っ先に出てくるはずなのですが・・・
ちょうどその頃ルフトハンザ航空よりの私のスーツケースがこの機体に積み込めなかったらしい、という旨のメールが来ていたようです。
というわけで、私だけが到着したバーゼル空港にてロストバッゲージの登録手続きを行うことになりました。
Swissportの窓口にて登録用紙を渡され記入していこうとしますが、一部は英語で読み取れるのですが、それ以外はドイツ語となっており何のことやら。
スタッフにヘルプを求め、紙への記入を途中でやめて、一緒にWebサイトへの登録を行いました。
その際、別のスタッフの方がお部屋の奥から小さなポーチを持ってきてくれ、今夜必要になるものはここに入っているからね、ということで、「お泊りセット」をプレゼントしてくれました。
ホテル到着後に確認してみると、
歯ブラシ、髭剃りは非常にありがたかったのですが、白のTシャツが1枚入っていましたが、サイズはXXL。
一体どのような想定でそうなったのか聞いてみたかったです。 ^^;
バーゼルに到着から1時間以上たったところで、ようやく手続きが完了し、空港の外へ。
スイスもシェンゲンエリアとなりますので、スペイン入国時と同様に入国審査は不要となります。
それから、このバーゼル空港は少し面白い運用の空港となっています。
というのは、スイスの空港なのですが、場所はフランス国内にあるということです。
2国で共同運用をしているという建付けのようで、出口はフランス側とスイス側の2箇所あり、間違えないようにスイス側の出口から空港を後にしました。
(フランス側出口)
(スイス側出口)
【世界一周2022】#20 スーツケースが行方不明、ルフトハンザビジネスクラスで行くヨーロッパ飛行機修行の行き先はフランスにあるスイスの空港:バーゼル
バーゼル・マリオットホテル
さてさて、スイスでの1泊目のホテルはバーゼル・マリオットホテルとなります。
日本ではウェスティンホテル横浜が開業して盛り上がっていた6月13日と同日に開業した、新規ホテルとなります。
といっても、こちらはリブランドされたホテルのようですね。
チェックイン時、スタッフに「ウェスティン横浜って知ってる?」と聞いてみたところ、もちろん同じ日に開業したホテルということで知っているよ、とのことでしたね。
バーゼルにある各種イベントが開催されるメッセ施設と通路を隔てて連結しているホテルとなっており、なかなかの大型ホテルのようです。
オープン間もないホテルということもあってか、運用がまだ安定していない部分もいくつか見受けられました。
例えば、クラブラウンジやエレベーターでのセキュリティ機能を稼働させていないようで、カードをかざさなくても出入り自由になっていました。
スタッフに、クラブラウンジって誰でもアクセスできるのか聞いてみたところ、苦笑いしながら、ややあいまいな回答でした・・・
あと、クラブラウンジには、おいしそうなスイーツやお菓子類が置いてあるのですが、取り皿やトングが無い?
どうやって装えばよいのかな?
お部屋紹介
この日のお部屋は、スタンダードルームからデラックスルームに、アップグレードいただきました。
ここで気が付いたのですが、スイスの電源アダプターの形状は少し特殊なんですね。
スペインやドイツのものともまた異なっており、電気屋さんを教えてもらって買いに行きたかったのですが、既に店は閉まっている時間なのでこれあげるよ、とスタッフの方がアダプターを提供してくれました。
ありがとうございます!
無敵のバーゼルカード
それと、これは数年前からのバーゼルの行政としての取り組みのようなのですが、バーゼルカードというものがあって、宿泊者にはその宿泊期間中に利用できる、乗り物のフリー乗車券を発行してくれるんです。
チェックイン時には私の名前の印字されたバーゼルカードが既に用意されていました。
早速、町中に張り巡らされた路面電車を使って少し移動してみましたが、運転手さんに確認したところ、特別な使い方などは無く持っていれば乗ってよい、ということでした。
もちもん提示を求められたら「無賃乗車じゃないよ」と提示できれば良いようですね。
ということで、この日はスーツケースが無い状態での非常に身軽るな宿泊となりました・・・
ホテルでの朝食
朝食をクラブラウンジの隣にあるレストランで頂き、朝から路面電車で行動してみます。
バーゼルは、ライン川を隔てて、フランスとドイツに隣接した町ということで、その国境を見にいってみたいと思います。
ということで、路面電車に乗って、スイスからドイツ、そしてライン川にかかる橋を渡って、ドイツからフランスに移動してみました。
途中には、国境チェックというようなものは存在せず、日本でいうところの県境の標識があるのみ。
これが、シェンゲン協定というヤツなのだなぁと、改めて理解しました。
(右側がスイスで左側がドイツ)
(左側がドイツで右側がフランス)
私のスーツケースは何処に
そして、そろそろホテルに戻ってパッキングをしようと思ったのですが、そういえばスーツケースがまだ手元に戻ってきていないことを思い出しました。
スーツケースは、「バーゼルマリオットに届けてね」とお願いしていましたが、その後ルフトハンザからは何の連絡もありません。
ちょっと心配になり、問い合わせしてみることにしました。
・ルフトハンザに聞いてみると、Swissportに聞いてくれ、と
・Swissportに聞いてみると、配送業者の番号を教えるからそっちに聞いてみてくれ
・配送業者に聞いてみると、もうホテルに着くんじゃないかなぁ、確認して折り返すよ、と言われましたがいつまで待っても電話はかかってきません。
このような感じで、いったい誰がこのインシデントを責任もってコントロールしているのかあいまいになっており、自らが積極的に動かなければ解決しない状況となっていました。
その後、スーツケースは無事にホテルに届けられ、涙の再会を果たすことができ、一緒に次の街チューリッヒに移動できることになりました。
【世界一周2022】#21 新規開業(6/13)したバーゼルマリオットに宿泊しクラブラウンジでビール三昧、魔法のカードを使ってドイツとフランスをお散歩!
(公式:バーゼル・マリオット・ホテル)
スイスでの滞在(2日目)
チューリッヒへの移動はTGVを使った陸路で
さて、この日の午後には、次の街チューリッヒを目指して移動します。
ただ、この区間は、ANAの航空券が手配できなかったことから、陸路(Surface)で移動する区間となっています。
前からEUの新幹線と呼ばれている”TGV”に乗ってみたいと思っていたこともあり、それではということで、バーゼルとチューリッヒ間のチケットを購入しました。
ネットで事前に購入したチケットなのですが、よくよく見るとデンマークの鉄道会社のチケットをWEB専用の代理店経由で購入していたようで、座席指定ができずに何度もメールでやり取りをしていましたが、確認してみるとの1点張りで拉致があかなかったことから、早めにバーゼル中央駅に行って直接指定席を確保することにしました。
(バーゼル中央駅)
駅員の説明によると+5スイスフランで指定席が取れるということだったのでお願いしましたが、システム操作をしてみるとエラーとなってなかなか処理が進まないようです。
散々待たされた後、システムが受け付けないので予約はできません、と駅員からのつれない回答・・・
実際に乗車してみた分かったのですが、このTGVはこの区間専用となっており、全座席が自由席の設定となっていました。
なので、元から指定席なんて取れない区間だったんですね。(そのことを駅員が知らなかったということ?)
TGVといってもフランス区間を走るTGVとは少し運用が異なっているようでした。
たった1時間の乗車ということで、食堂車を利用する時間はありませんでした。
今回は1+2の座席配列となっている1等席の車両を予約していたこともあり、速攻で1名掛けのシートをゲットしました。
おかげで、静かで乗り心地も良く、大きな車窓からスイスの街並みを見ながら非常に快適に移動することができました。
【世界一周2022】#22 eチケットに「SURFACE」と記載された区間をTGVを使って自力移動、でも旅程表では1区間にカウント?!
シェラトン・チューリッヒ・ホテル
チューリッヒでの最初のホテルは、シェラトン・チューリッヒ・ホテルとなります。
クラブラウンジのあるホテルとなっており、ディナータイムには、お料理も提供いただけますし、ワインもビールも用意されていました。
しかも今回の宿泊では、エグゼクティブ・スイートのお部屋をアサインいただきました。
ホテルでの朝食
朝食は1階のレストランで頂きます。
フルブッフェスタイルとなっていておいしいお食事を頂くことができました。
チューリッヒ市民の憩いの場
翌日は、チューリッヒの町を少し見てみようということで、前日に購入した路面電車の1日乗車券を使ってチューリッヒ湖まで行ってみました。
この湖は、チューリッヒに住む人たちの憩いの場所になっているのか、芝生の上で水着で日光浴をしている人や湖に飛び込んで水鳥と共に泳いでいる人が何人もいました。
暑い日だったのでうらやましかったですね。
その他にも、この湖の周辺には、自動車保険のCMでよく見かける会社の本社や大聖堂もありました。
【世界一周2022】#23 シェラトン・チューリッヒのエグゼクティブ・スイートに滞在、水着だらけのチューリッヒ湖!
(公式:シェラトン・チューリッヒ・ホテル)
スイスでの滞在(3日目)
ルネッサンス・チューリッヒ・タワーホテル
そして、チューリッヒでの2泊目は、ルネッサンス・チューリッヒ・タワーホテルです。
そしてこちらのホテルでも、なんとエグゼクティブ・スイートのお部屋にアップグレードいただくことができました。
また、1階にはクラブラウンジも備わっていて、カクテルタイムではワインを頂くことができました。
翌日は朝からフライトの予定があったので、この日はのんびりとホテルで過ごすことにしました。
【世界一周2022】#24 ルネッサンス・チューリッヒ・タワーのエグゼクティブ・スイートに滞在、ヨーロッパで最後の朝食を頂き、次はついにアジア圏!
スイスでの滞在(4日目)
ホテルでの朝食
朝食は1階のレストランにてブッフェ形式となっており、思う存分お料理を堪能することができました。
ついにヨーロッパを離れアジア圏に
朝食を頂いたところで、ホテルに手配してもらったタクシーで、チューリッヒ空港に向かいます。
ついに、ヨーロッパを離れて、アジア圏に入ります。
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まとめ
ANAの世界一周特典航空券を使ったビジネスクラスの旅についてご紹介しています。
今回は、スイス・バーゼルへのフライトにおいてスーツケースが行方不明になるというトラブルが発生しましたが、何とかリカバリーをすることができました。
また、チューリッヒまでの陸路においては、TGVを利用して快適に移動することができました。
それから、スイス滞在時における3つのマリオット系ホテルでの様子とエグゼクティブスイートの広々としたお部屋のレイアウトについてもご覧いただきました。
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さて次回からは、いよいよアジア圏となります。
これからも引き続き、海外のマリオットホテルでの宿泊の様子を交えながら、日本に帰国するまでの、約1ヶ月の行程を動画とブログで紹介していきますので、是非ともご覧ください。
YouTube動画を見ていただくと、より臨場感を感じとっていいただけるかと思いますので、是非以下のリンクからご覧頂くと共に、次の動画を見逃さないためにチャンネル登録をしていただければと思います。
どうぞよろしくお願いします!
(リンク情報)
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