旅の形を提案するホテル、HIYORIチャプター京都、トリビュートポートフォリオホテルに滞在してみた
京都という物語を提案してくれる、HIYORIチャプター京都、トリビュートポートフォリオ ホテルに滞在してきました。
トリビュートポートフォリオホテルとは、「独立の精神、人と場所をつなぐ心で結ばれた、デザイナーズホテル」をコンセプトとしており、京都という物語を提案してくれるホテルということになるのだと思います。
2021年6月の開業したホテルの様子、お部屋やレストラン、その他施設についてのレビューを共有させていただきたいと思います。
こちらの滞在記が少しでも皆さんのお役に立てるとうれしいです。
HIYORIチャプター京都、トリビュートポートフォリオホテル (HIYORI CAPTER KYOTO, A TRIBUTE PORTFOLIO HOTEL)
こんばんちゃ、しげちゃです。
トリビュートポートフォリオホテルは、マリオット・インターナショナルのブランドにおいてプレミアム・コレクションというカテゴリに位置付けされています。
コンセプトとしては、「独立の精神、人と場所をつなぐ心で結ばれた、デザイナーズホテル」ということで、他のマリオット系ホテルとは一味違った、旅の提案をしてくれるホテルとなっています。
日本では、キロロ トリビュートポートフォリオホテル 北海道に次いで2件目のホテルとなり、ホテルカテゴリーは“6”(2021年)となっています。
不動産事業を中心に事業展開されているサンフロンティア不動産を親会社として、コートヤード・バイ・マリオット大阪本町の運営をも手掛ける 「サンフロンティアホテルマネジメント(株)」 によって、2021年6月より営業が開始されました。
地上6階建ての建物で、お部屋の数は全203室となっており、その内にスイートルームが2室あります。
クラブラウンジの設定はありませんが、1階にある「ダイニング&バー&パティスリーカフェ 松也」では、お食事やお酒を楽しむことができます。
また、プラチナメンバー以上であれば朝食として”おばんざい”を無料で頂くことができます。
1階には大浴場(日和の湯)があり、温泉ではありませんが、湧き水を汲み上げて利用するお風呂となっています。
また、1階にある「チャプターファクトリー」にて、「あなたらしい京都の体験」をオリジナルの活版印刷を使って一筆箋にしたためることができます。
ホテルの立地
徒歩圏内には鴨川、高瀬川があります。
そしてお部屋の窓からは、すぐ側に、ザ・リッツ・カールトン京都を見ることができました。
チェックイン
16:00頃にホテルに到着し、1階のフロントにてチェックイン手続きを行います。
私の他にも手続きをされている方が1組おられましたが、ポイント宿泊での費用に関して確認が長引いているようでした。
開業間もないこともあり、宿泊パターンによっては少し時間がかかってしまうこともありそうですね。
私の方は速やかに手続き完了となり、早速お部屋に向かいます。
お部屋のご紹介
今回は、チャプタースイート檜風呂 のお部屋を予約してみました。
ホテルに2部屋しかないスイートルーム(ツインとキングがそれぞれ1部屋ずつ)のツインのお部屋ということで、どのようなレイアウトになっているのか楽しみです。
お部屋は6階の角部屋となります。
エントランス
お部屋に入ると、カーペットとフローリングの境目が玄関のような作りになっていました。
そして、玄関横には大きな貯金箱のようなオブジェが飾られていました。
ベッドルーム
エントランスを抜けて廊下を進むと、そこはベッドルームとなっています。
今日は3名での宿泊ということで、エキストラベッドが用意されています。
襖が有る和室のような雰囲気で、天井も床と同じ素材の木を使ったデザインが施されていました。
ベッドの枕元にも墨で書かれたような、山々の絵が飾られていて、和を演出していました。
リビングルーム
次に、ベッドルームの襖を開けてみると、
そこはリビングルームとなっています。
テレビは東芝製の55インチとなっており、壁からアームで接続されており、ベッドから見やすい向きに調整することが可能となっていました。
また、テレビ正面には丸テーブルがあり、窓際にはソファーが用意されていました。
テーブルの上には、総支配人からのウェルカムレターと、ウェルカムギフトとして”金平糖の入った小瓶”が置かれていました。
逆サイドの窓側には、仕事のはかどりそうなデスクと明かりのスタンドが用意されていました。
デスク上にはBOSEのBluetoothスピーカーと
各種デバイスをサポートできる、接続ケーブルが用意されていました。
このような細かい心配りがありがたいですね。
ミニバー
そして、リビングの中央にはミニバーコーナーが用意されています。
黒い観音開きのと扉を開けるとグラスとカップ、ドリップ用コーヒー、そしてお茶のティパック(ほうじ茶、玉露、緑茶)が用意されています。
その下の引き出しには、上段にグラス
中段にグラスとカップ
下段にはポットが置かれていました。
マリオット系ホテルでよく見かけるネスプレッソは置いてありませんでしたね。
そして、その横の冷蔵庫には、HIYORIロゴの入ったフリーのお水、玉兎と書かれた瓶の冷茶、そしてMACHIYAビールが冷やされていました。
こちらは全てフリーでいただくことができます。
水回り
洗面台は2台あり、3人での宿泊時には朝のトラブルを避けられるということで、とってもありがたいですね。
アメニティは真ん中の木箱に用意されています。
スキンケアセットもイタリアのミレニアムオーガニックスのものがボトルで用意されていました。
ハンドソープも同じくミレニアムオーガニックスのものとなっていました。
ドライヤーはパナソニック製。
また、ヘアアイロンが置いてありました。
ヘアアイロンが設置されているホテルの記憶はあまりないですね・・・ 珍しいです。
檜のお風呂
このお部屋のウリの1つであろうお風呂ですが、総ヒノキで作られた湯船となっています。
この木の香りが何とも言えず、とっても癒されました~。
バスアメニティのシャンプーやコンディショナー類もミレニアムオーガニックスのものが用意されていました。
トイレ
トイレはお風呂の隣の部屋に設置されています。
TOTO製の勝手に流れるタイプのものですね。
ウォークインクローゼット
クローゼットにはHIYORIのロゴの入ったハンガーと、
上下セパレートタイプの部屋着。
そして、セーフティボックスとスチーマーが用意されていました。
プラチナエリート以上の特典について
マリオットボンヴォイの会員になると、まずはゴールドエリートを獲得し、次に目指すのがプラチナエリートとなりますが、それぞれのステータスで得られる特典は以下の通りとなっています。
(正直、シルバーエリートについてはあまり説明するところがありません。。。)
ゴールドエリートになると、14時までのレイトチェックアウト(お部屋が空いていれば)やお部屋のアップグレード特典がついてきます。
ですが、スイートルームは対象外なんですよね。
プラチナステータスになると、ゴールドステータスよりも更に魅力的な特典が追加されます。
特に以下の特典がありがたいですね。
- スイートルームまで(空いていれば)お部屋のアップグレードが可能
- エグセクティブラウンジへのアクセス
- 16時までのレイトチェックアウト
- 選択できるウェルカムギフト
今回の滞在では、朝食を無料にていただくことができました。
また、16時までのレイトチェックアウトも可能でしたが、夕方の新幹線で帰宅する予定だったので、14時のチェックアウトとしました。
参考)マリオットのプラチナステータスをいち早く獲得されたい方は、以下を参考になさってください。
チャプターモーメント (CHAPTER MOMENT): 17:00~19:00
こちらのホテルには、クラブラウンジやエグゼクティブラウンジは設定されていません。
その代わり、1階にある ダイニング&バー&パティスリーカフェ松成 にて、アルコールサービスが提供されていました。
チェックイン時にもらえる「CHAPTER MOMENT」カードを手渡すことでサービスを受けることができます。
夕飯の予約時間が迫っていたので、シャンパンを1杯だけいただきました。
朝食: ダイニング&バー&パティスリーカフェ 松也 (1階)
プラチナメンバー特典として、無料にて朝食をいただくことができました。
ドリンクとサラダはブッフェ形式で自分で取りに行きます。
メインのお料理はプレートとして提供されます。
おばんざいは色とりどりで見た目もお味も最高でした!
チェックアウト
プラチナステータスのレイトチェックアウトの特典を利用し16:00までの延長が可能でしたが、新幹線の時間が決まっていたこともあり、14:00にチェックアウトさせていただきました。
手続きは、1階のフロントで行いますが、スムーズに手続きを終えることができました。
その他
チャプターファクトリー (1階)
「あなたらしい京都の体験」をオリジナルの活版印刷を使って一筆箋にしたためることができます。
こちらは、動画の中でも少しご紹介していますので、是非見てください。
大浴場(日和の湯) 湧き水汲み上げ方式 (1階)
京都悠々の1200年の歴史を持つ中心地に湧き出る、清らかで豊富な湧き水を汲み上げて使用しているお風呂となります。
1階のエレベータホールの奥に設置されており、大浴場とその奥には半露天風呂も用意されていました。
清らかな水ということで、湯上りも爽快でしたね。
また、お風呂の混雑状況がお部屋のテレビモニターから確認できるようになっています。
こちらを確認して「空いている」というサインの時に行きましたが、他の利用者は1名という状況でした。
その後、利用者が5~6名ほどになったこともあり、お風呂を後にしましたが、再度テレビモニターを確認してみると、こちらの様な表示になっていました。
どうやら、ロッカーの利用状況で判断する仕組みの様です。
長期滞在される方向けかと思いますが、洗濯機と乾燥機も備えてありましたね。
フィットネスジム (1階)
大浴場の隣には、24時間利用できるフィットネスジムがありました。
こちらは、フロントにて専用カードをもらって利用することができます。
密にならないようにフロントで利用者数をコントロールしてもらえるので安心ですね。
有酸素系マシーンやベンチとダンベルも用意されており、マシンの種類としてはまずまずではないでしょうか。
まとめ
京都という物語を提案してくれる、HIYORIチャプター京都、トリビュートポートフォリオ ホテルとは、京都の「知る人ぞ知る」ような観光スポットや穴場情報を提供いただき、それをオリジナルの活版印刷を使って一筆箋としてしたため、京都という物語を思い出にすることができる。
そんな他のホテルではあまりできないようなことを体験できるホテルだと感じました。
2021年6月に開業した新しいホテルということで設備はもちろんピッカピカで、オペレーションも徐々に安定してきているところかと思います。
また、クラブラウンジは無いもの、それに代わるCHAPTER MOMENTや松也での朝食等、今後の展開にとても期待ができるホテルだと感じました。
文章と写真でうまく伝わらない部分については、別途動画もアップしていますので、そちらを見て雰囲気をつかんでいただければと思います。
1年後に再度訪問してみたいホテルですね。
(公式) HIYORIチャプター京都 トリビュートポートフォリオホテル
マリオット・インターナショナル(Marriott International)泊まってみたい超豪華ホテルブランドがいっぱい