ウェスティンホテル東京のエグゼクティブ・ツインルーム(クラブラウンジアクセス付)に宿泊してみました
東京の恵比寿にある、ウェスティンホテル東京に滞在してきました。
マリオット系ホテルのカテゴリー”7”に位置付けられ、ヨーロピアン風の豪華な調度品やホスピタリティ溢れるサービスがとても定評のあるホテルです。
コロナ禍でのラウンジサービスの状況など、最近の情勢に照らした内容を中心に共有させていただきたいと思います。
こちらの滞在記が少しでも皆さんのご検討の参考になるとうれしいです。
恵比寿ガーデンプレイス
こんばんちゃ、しげちゃです。
東京都区内をグルっと周回しているJR山手線の渋谷駅と目黒駅の間に位置するのが恵比寿駅。
この駅名は、明治22年(1887年)にサッポロビール(当時の日本麦酒醸造)の工場が有ったこの地にてヱビスビールの製造が始められたことに由来しています。
このヱビスビールの輸送用に設立された駅であったことから恵比寿駅と命名され、その後にこの町も恵比寿と呼ばれるようになったとのことです。
つまり、恵比寿はヱビスビールを製造販売しているサッポロビールの本拠地、というわけですね。
その後、1988年には渋谷駅周辺の都市化によりここ恵比寿工場は閉鎖され、1994年に再開発事業の一環として、恵比寿ガーデンプレイスが誕生しました。
恵比寿ガーデンプレイスはサッポロビールの本社を中心に、オフィスビルや三越デパートなどの商業施設、ジョエル・ロブションのような有名レストランや多くの飲食店、映画館、そして集合住宅や美術館のあるとっても”おしゃれな町”となっています。
こちらは、恵比寿ガーデンプレイスに入ってすぐの右手にある、ビアステーションです。
最寄りの恵比寿駅から恵比寿ガーデンプレイスまでは少し離れていますが、”動く歩道”に乗って雨に濡れること無く、楽に移動してくることができます。
ウェスティンホテル東京はこの恵比寿ガーデンプレイスの街並みを通り抜けたその先に立っています。
また、地下通路も用意されていますので、天候を気にすることなくホテルまで到着することができます。
写真にはセンター広場を覆っているアーチ状の屋根が見えますが、その真ん中に見えるのが、かの有名なフレンチレストランの最高峰、ジョエル・ロブションです。 (いつか行ってみたいなぁ)
そして、ジョエル・ロブションの後ろにある建物の左側が、ウェスティンホテル東京になります。
ウェスティンホテル東京 (Westin Hotel Tokyo)
地上23階建ての建物の4~21階に438室の客室が用意されていて、ヨーロッパ風でとてもエレガントなホテルとなっています。
また、16階より上がエグゼクティブルームの設定になっていて、17階にクラブラウンジがあり、アクセス権のあるルームカードをかざすことによって、当該フロアを訪れることができます。
また、ジムやスパは4階にありました。
今回はクラブラウンジと同じ17階にある、エグゼクティブ・ツインルームに宿泊させていただきました。
プラチナエリートの特典について
先日までゴールドステータスだったのですが、ステータスマッチの恩恵に預かり、現在は(仮)プラチナステータスとなっています。
プラチナステータスでの特典は以下の通りとなっています。
プラチナステータスになると、ゴールドステータスよりも魅力的な特典が追加されています。
今回、ステータスマッチをご承認いただいたきありがとうございました ^^
特に以下の特典がありがたいですね。
- スイートルームまで(空いていれば)お部屋のアップグレードが可能
- エグセクティブラウンジへのアクセス
- 16時までのレイトチェックアウト
- 選択できるウェルカムギフト
ウェルカムギフトは1,000ポイントかサントリーのシングルモルトウイスキー(山崎のミニチュアボトルセット)から選択でき、私は後者を選びました。
このミニチュアボトルセットは、ミニチュアボトルとともにサントリーのプレミアムソーダと氷の入ったグラスが提供されます。
以前はただの氷ではなく、アイスボールが入ったグラスを希望する時に持ってきてくれたようですが、今回は外出から帰ってきたらお部屋に置かれており、半分溶けかかった普通の氷がグラスに入った状態でおいてありました。
寝る前に新しい氷を入れてから、おいしくいただきたいと思います。
参考)マリオットのプラチナステータスをいち早く獲得されたい方は、以下を参考になさってください。
チェックイン
到着したのは、13:30頃でした。
受付カウンターは2つあり、私の前には2名のお客さんが並んでいるだけでしたので、スムーズに手続きに入ることができました。
ここでは、StayNaviで登録した情報を印刷した紙を提出し、GO TOトラベルのクーポン番号とQRコードを処理してもらいます。
その引き換えに、地域共通クーポン(今回は6,000円分)を受け取りました。
そして更に今回は、事前に申請していたウェスティンホテル東京発行のバウチャーも受け取りました。(これについては支払いのところで後述します。)
コロナ禍以前は、プラチナステータス以上、あるいはエグゼクティブフロアを予約している方は、クラブラウンジにてチェックインの手続きを行うことができたのですが、現在のウェスティンホテル東京においては1階の受付カウンターでの手続きとなります。
後で聞いたところですと、16:00過ぎてからのチェックインは長蛇の列になっていて、かなりの待ち時間になっていたとか・・・
GO TOの手続きをよく分かっていないお客様への対応等により、いつもより時間がかかっているようですので、少し時間に余裕をもって行動されるのがよろしいかと思います。
予約したお部屋とアップグレードの有無
今回は一番スタンダードなデラックス・ツインルームを事前に予約していましたが、エグゼクティブ・ツインルーム(東京タワービュー)にアップグレードしていただきました。
ウェスティンホテル東京さん、ありがとうございます!
3名での宿泊ということでエキストラ・ベッドが設置されましたが、ベッドが3つも並ぶとやや狭い感じがしますね。
マットレスは定評のあるウェスティン定番の”ヘブンリーベッド”。
柔らかすぎず適度な硬さで体を支えてくれるマットレスで、とてもよく眠れました。
ベッドの隣にはドレッサーが置かれています。
また、ベッド横のテーブルには、より深い睡眠を得られるように、ラベンダーの香水が置かれています。
眠る時に手の甲や、コメカミに少し付けることで、心を落ち着かせる効果があるようです。
ウェスティンホテルならではの心配りを感じます。
水回りはこんな感じです。
バスタブのほかに、シャワーブースも別に用意されています(レインシャワーも付いてます)。
ミニバーにはフリーのお水(いろはす)とネスプレッソ。
冷蔵庫には飲み物がたくさん入っています(有料ですが)。
もちろん、YEBISUビールも用意されています ^^
チェックイン時はあいにくの雨で景色は残念な感じでしたが・・・
翌日は見事に晴れて素晴らしい眺望を望むことができました。
ウェスティン・クラブラウンジ
プラチナステータスでは、どこのお部屋を予約してもクラブラウンジへのアクセス権がその特典の1つとしてついてきます。
ウェスティンのラウンジサービスは豪華で、かつ、お料理が充実していると聞いていたので、今回の一番の楽しみとなっていました。
ご利用案内について
頂いた案内はこんな感じです。
朝食と、ソフトドリンクサービス、そしてカクテルタイムの3部構成となっています。
曜日によって、サービスの提供場所が異なっているようですね。
ソフトドリンクサービス (17階 クラブラウンジ、14:00~20:00)
14:00頃にチェックインを済ませて、まずはソフトドリンクサービス(ティータイム)を体験しにラウンジへGO。
その日は土曜日ということで、ラウンジサービスは17階での提供です。
また、ラウンジサービスの開始時間も14:00ということで、着いた時には、ほとんど人がいませんでした。
一番奥のソファー席に案内していただきました。
ソフトドリンクやホットコーヒーは基本セルフになっていて、アイスコーヒーやアイスカフェオレについてはオーダーすると作っていただけます。
その他には、ちょっとした軽食が提供されました。
サンドイッチ、巻き寿司、おいなりさん、小さいシュークリームとたこ焼きみたいなドーナッツにチョコクリームが乗っているお菓子?
ナゾのスプーンは置いといて、お箸でおいしくいただきました。
カクテルタイム (17階 クラブラウンジ、17:30~19:30)
先に、恵比寿ガーデンプレイスにあるビアステーションでお食事とビールをたくさん頂きました。
ホテルに戻ってきた後、少し飲みなおそうと思い再び17階のラウンジに行きました。
現在は、カクテルタイムでの密を避けるために時間を分けた3交代制での運用がなされており、3回目(19:00~)の回に利用させてもらいました。
ラウンジの席は7割ぐらい埋まっていましたが、奥の席が空いていたので待つことなく案内してもらえました。
アルコールは、シャンパン、ワイン、そしてエビスビールがありました。
お料理は、自由にお取りくださいとのことで、全種類取ってきたものがこちらになります。
少~し、物足りない感じですかね。
このような状況下においては、これ以上は難しいんですかね。
また、3交代制の最終回も約1時間の滞在ということで長居はできず、20:00少し前に声を掛けられ、退出することに。
いつの間にか、ほかのお客さんはいなくなっていました。
(参考)
コロナ禍以前のウエスティンホテル東京のイブニングカクテルサービスでは、シャンパンやワイン、ビールだけでなく、ウィスキーやブランデー、ジンなどの蒸留酒も提供されていたようです。
お料理もサラダにハム・チーズ、パンプキンスープやビーフのお弁当、そして時にはおでんやお好み焼きなど季節に応じた食事が提供れていたようです。
もちろんスイーツもあり、ケーキやジュレが提供されていたようなのですが・・・ 今はしょうがないですね。
また、1階にあるザ・バーや22階のコンパスローズも利用できるようになっていたそうで、いろいろなお酒や雰囲気を楽しめたとのことのようです。
現在はこの2か所もラウンジサービスとしては提供されていません。
早く元に戻ってほしいです!
朝食①(1階 ザ・テラス、7:00~10:30)
朝食はブッフェ形式での提供となっていますので、張り切って早めに(7:15頃)会場に向かいました。
が、時すでに遅し! 既にみんな並んでいます・・・
少し待たされましたが、思いのほか人の回転も速いようで、15分ほどで案内してもらえました。
席に着き、いざ戦場へ!
という感じでお皿を持ってグルグルしますが、どこも既に列ができていて、持久戦の様相です。
シェフの方々が順番に、ホットサンドイッチ、各種ブレッド、ヌードルバー、(具を指定して握ってもらえる)おにぎりバー、卵料理、カレー、白身魚の塩役、煮物、点心、ハム、ウィンナー、トポス、100果汁ジュース、サラダ、コーヒーと、完全に”優勝”でした。
でも、この持久戦に耐えられず、途中で力尽きてしまい、隊列から脱落してしまいました。
唯一獲得できたお料理の全体像はこんな感じです。
ヌードルバーでの1品。
煮物。
ブッフェだと必ず取ってくる、ハムとウィンナー。
この鯛の塩加減が絶妙でうまし!
しゅうまいも肉々しくて、よき!
朝食②(17階 クラブラウンジ、7:00~10:30)
せっかくですし、胃袋にもまだ空きがあたことから、クラブラウンジでの朝食も楽しんでみることにしました。
ということで、朝食の第2ラウンド開始です。
こちらの朝食は、ブッフェではなく、和食か洋食を選択してプレートでの提供となります。
洋食として提供されるのはこのお皿のみ。
ブレッド類は自分で取りに行くタイプとなってます。
和食はこんな感じ。 外国人客がいないせいか納豆の存在感が大きかったです。
(参考)
コロナ禍以前のウエスティンホテル東京では、今回のザ・テラスとクラブラウンジだけでなく、フレンチのビクターズ と 日本食の舞 も朝食の選択肢に含めることができたそうです。
つまり、時間内であれば、1日の朝食で全店コンプリートも可能ということ。
コロナが落ち着いたら、この4つのレストランをハシゴしてこの記事をアップデートしたいと思います!
ソフトドリンクサービス・2日目 (17階 クラブラウンジ、14:00~20:00)
2日目のソフトドリンクサービスで、再びラウンジを訪問してみました。
この日は日曜日で、15:00頃に伺いましたが、待たされることなく席に着くことができました。
昨日と同様に、アイスカフェオレをオーダーし、しばらくすると例の軽食が運ばれてきました。
ん!?、なんかちょっと違う。
前日には有ったサンドイッチが今日は無くなっていました。 ナゾのスプーンはそのままでしたが・・・
ちょっと寂しいですね。。。
チェックアウト
プラチナステータスの1つの特典でもあるレイトチェックアウト(16:00まで)が使えるとのことでしたので、15:30頃にチェックアウトのため1階に降りました。
びっくりしたことに、チェックアウトの人々が並んでいて、私の前にも10名くらいの人がいます。
プラチナ以上の宿泊者の方も結構いらっしゃったようですね。
また、2つ隣のレーンはチェックイン用の列となっていましたが、日曜日のチェックインでも結構人が並んでました。
早く、ラウンジでゆっくりとチェックイン・チェックアウトができるような状況に戻ってほしいものです。
東京も対象となったGO TO トラベル と バウチャーの併用 でのお支払いは?
今回は土日の1泊2日で、大人3名の宿泊でしたが、9月の前半に予約していたこともありまだ値上がりもされてなく、3人目の追加料金、サービス料、消費税を加えて総額41,143円という宿泊費用となっていました。
そして、GO TOトラベルの適用で14,400円が割引かれ、26,100円の宿泊費用となります。
ちなみにウェスティンホテル東京では、現在20%オフとなるバウチャー(ギフト券)が販売されています。
こちらでは、25,000円のバウチャーを20,000円で購入することができ、このバウチャーはホテルでの宿泊費用やレストランでの飲食代に充てることができます。(但し、ルームサービスはダメと言われました。)
今回はこの25,000円のバウチャーも事前に購入していましたので、更に5,000円分がお得になりました。
こちらが、ウェスティンホテル東京のバウチャーです。
また、地域共通クーポンも6,000円分頂きました。
これらを全部合算すると、ウエスティンホテル東京のエグゼクティブ・ツインルームに3名で宿泊して、総額15,743円(41,143 -14,400 -5,000 -6,000 => 15,743)ということになります。
一人当たりに換算すると、約5,000円ですね。
この他に、マリオットボンヴォイのポイントも通常ポイントとは別に2,500ポイント追加され、いったいどこまでお得なのやら。 すごいですね。(※ 2,500ポイントの追加キャンペーンは2020年11年10で終了しています。)
マリオットのバウチャー(ギフトカード)購入に関する情報のリンクを掲載しておきます。
https://marriottbonvoyasia.jp/voucher
いずれも、該当ホテルでしか利用できない、バウチャー発行までには1週間程度の期間が必要、有効期限が有る、などいくつかの制約はありますが、条件をクリアできる方であれば、検討する価値大です。
その他の設備
ウェスティン・ガーデン
ホテルの建物の横には小さめではありますが、ウェスティン・ガーデンというお庭がありました。
1階のレストランと繋がっているようですので、四季折々の木々やお花が咲き乱れるところで、お食事を頂くことも可能なのかもしれませんね。
トレーニングジム
結構しっかりとしたジムが用意されていましたね。
有酸素系のトレーニングルーム、
そして、筋トレ用のマシンが置かれた部屋、と別けて機器が設置してありました。
ただ、更衣室、ロッカーやシャワールームはありませんので、お部屋で着替えてトレーニング後には部屋に戻ってシャワーを浴びるような使い方となります。
また、一度の同時利用は6名まで、とのルールになっているようです。
私が行った時には誰もいませんでしたが・・・
お馬さん
写真を撮り損ねてしまいましたが、エントランスの前には黒い馬車があり、黒くてかっこいい馬がつながれていました。
タイミングが合えば、馬車に乗ってこの近くを案内してくれるサービスもあるようです。
番外編:夕食は恵比寿ガーデンプレイスのビアステーション
当日は雨だったこともあり、ホテル内でのディナーブッフェを頂こうとザ・テラスに電話をしたところ、予約がいっぱいで案内できないとの事。
気を取り直し、では中華でもと思い2階の龍天門に直接行きましたが、こちらもいっぱいで予約不可とのこと。
事前に予約しておかないとお食事できないほど混んでいます。
宿泊以外のお客さんも結構利用されているようです・・・
しょうがないので、傘をもって恵比寿ガーデンプレイスの入り口近くにある、ビアステーションに行ってみることにしました。
“限定”と名の付くビールを何杯か頂き、ほろ酔い気分です。
それと、タパスの3種盛り合わせ。
冷製お肉の盛り合わせ? だったかな。
ソーセージの盛り合わせ。
そして、豚肉を焼いたシュバイネハクセってやつ・・・
ふぅ~、軽くお腹が満たされました。
で、お会計の時に壁に貼られたGO TOキャンペーンの張り紙を見て、”ハッ”と思い出した”地域共通クーポン券。
こちらを有効に活用させていただくことができました。
まとめ
東京の恵比寿にある、ウェスティンホテル東京に滞在してきました。
マリオット系ホテルのカテゴリー”7”に位置付けられ、ヨーロピアン風の豪華な調度品やホスピタリティ溢れるサービスにとても定評のあるホテルです。
クラブラウンジのフードプレゼンテーションもかなかなかのサービスと聞いていたのですが、やはりこのコロナ禍において、いろいろな制約が設けられているようで、正直、少し物足りなさを感じてしまいました。
しかしながら、GO TO やバウチャーを利用することでかなりお安く宿泊することができました。
こちらの滞在記が少しでも皆さんのご検討の参考になるとうれしいです。